アイデアのゲンセン

アイデアはふとした瞬間、神がかり的に降りてくる・・・なんてことを耳にすることがあるが、アイデアがそういうものであるなら、僕らのような仕事は成り立たない。

すみません、まだ降りてきてないんですよね〜

なんていってクライアントが

じゃ、待ってますね〜

ってことにならないからね。
もし、そんな方がいらっしゃったらぜひお仕事しましょう。

アイデアは閃きではなく鍛錬なのだと若いころよく先輩から言われた。

鍛錬という名のもとに、ひたすらアイデアを捻り出す。
ノルマは100個。

それをひたすらやっていくと、量が質に転化するときがくる。
この時ばかりは、神がかり的!と自分を称賛しないわけにはいかない。
実際は神がかり的もなんでもなく、ひたすら量をこなしすという前提があるわけだ。

1つは「量」。もう一つは、「視点切り替え手法」

「視点切り替え手法」なんともさえないネーミングだけれども、この野暮ったさを気に入っている。

ただ漠然とアイデアを捻り出すのも、まぁよいが、そこにいろいろな手法を使って見るのがおすすめ。

ポイントは視点を切り替えて新しい発想に辿り着くこと。

そのために6つの手法を駆使しておこなう。
全部使う時もあれば、一部だけ使うこともある。

例えば、エンプティチェアからヒントを得たやつ(名前考案中・・・w)。

エンプティチェアについては、調べていただくとして、
何か対象となるものを、全く別物に置き換えて考えるやり方。

パソコンの新発売キャンペーンという課題があるとして、
パソコンをサッカー選手に、新発売を社長に置き換えるみたいな感じです。
(関連性などは気にせず、むしろ全然関係ないものに置き換えた方がよい)

世界をまたにかけ活躍するサッカー選手が突然解雇されて社長になる。
というようなシュチュエーションから、さまざまなことを想像していく。
目線を切り替えることで、新たな発想を生み出す試みです。

このような手法を用いながら、アイデア出しをおこなうが、
大切なのはアイデアの前提をしっかりつくっておくこと。
現状把握、明確な目的、3Cなどの分析などなど。